平成22年9月11日(土)、福岡県の田主丸・浮羽地区の少年柔道クラブを中心に九州電力柔道教室を開催した。
当日は、総勢80名程の子供達が集まり、暑さに負けないくらいの熱気あふれる柔道教室となった。開会にあたり、今回の柔道教室を発案していただいた田主丸少年柔道クラブの西川先生よりご挨拶をいただいた。その後、引き続き九州電力柔道部の堺監督をはじめ、コーチ陣及び選手がひと言ずつ挨拶を行い、柔道教室を開会した。
当社柔道部は、毎年数回の柔道教室や指導を行っているが、少年柔道(幼稚園児〜小学生)の指導はあまり経験がないことから、指導方法や説明の仕方に少し不安を抱えていたが、子供達が積極的に参加してくれたため、順調に進めることができた。
指導にあたっては、全体を3グループ(@背負投A大外刈・大内刈B払腰・体落)に分け、子供達にどのグループに入って指導をしてもらいたいか選択させた。子供達は、自分が得意としている技、一番教えて欲しい技はどの技なのかを考え、それぞれのグループへ移動し、技の説明・指導を受けていた。指導する側の我々も、なるべく小さな子供達にも分かりやすく説明することを心掛け、少しでもみんなの力になれるよう一生懸命指導を行った。
技の指導・説明の後は、合同練習を行い、それぞれ小学生の指導を行ったり、中学生と一緒に練習をしたりと楽しく指導にあたることができた。子供達も違う道場の選手達と練習ができ、新鮮な気持ちで取り組むことができたのではないかと思う。
合同練習後は、国際ルールの説明を福田コーチが行った。今年5月の試合から、小学生も国際ルール適用となり、子供達をはじめ、父兄の方々も困惑している点があると思われるためこのような機会を設けた。ちょうど今、世界選手権が行われていることもあるため、そういった試合を見る際も非常に役立つ内容になったと思われる。帯から下への直接的な攻撃や防御が反則となることをはじめ、場内外の区別等、道場の先生方や父兄の方々にも貴重な時間となったのではないかと感じた。
柔道教室終了後は、みんなで温泉に行き、その後、道場の先生方との懇親会を開いていただいた。柔道好きが集まり、アルコールが入ると、道場以上に熱い話しで盛り上がり、楽しいひと時を過ごすことができた。
今回の柔道教室を終えて、少年柔道の選手達にどれだけ貢献できたかはわからないが、今後、この中から将来活躍してくれる選手が一人でも多く出てくれることを願いたいと思う。また、勝つことも大事だが、それだけではなく、目標に向かって一生懸命頑張ることの大切さを学んでほしいと心から願っている。
最後に、今回お世話をいただいた田主丸少年柔道クラブの西川先生をはじめ、各道場の先生方、また、ご父兄のみなさまに感謝するとともに、今後の柔道界のために少しでも貢献できるよう、このような機会があれば積極的に参加させていただきたいと思う。
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