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 福岡県Aが三連覇を達成!  〜第3回中学生大会を開催 (2004年4月3日)〜
 アテネ五輪代表選考会を翌日に控えた4月3日(土)、三回目を迎える中学生大会を福岡市民体育館にて開催いたしました。今年も九州各県から選りすぐりの俊英が集結し,九州bPの座をかけて日本代表にも負けない熱戦を繰りひろげました。
開会式では,九州柔道協会会長の藤田先生,当社の橋田常務からご挨拶をいただき,来賓としてご来場いただいたバルセロナ五輪金メダリストの古賀稔彦氏から選手たちに激励の言葉をかけていただきました。

試合は予選から息の詰まる好ゲームの連続。
第一プールでは,連覇中の福岡Aが強豪熊本,長崎を相手に苦しみながらも決勝進出。長崎,熊本はそれぞれ第1回,第2回の準優勝チームであり,福岡Aを相手に一歩も引かない積極的な試合を見せてくれました。
第二プールは,宮崎,鹿児島,沖縄の南部対決となり,鹿児島が両県を圧倒し,初の決勝進出を果たしました。
 第三プールでは,初優勝を目指す福岡Bが,原田選手・近藤選手,清水選手などの活躍でいずれも4対1で佐賀,大分に勝利し,三年連続の決勝進出を果たしました。
決勝プールは,福岡A・B,鹿児島の争いとなり,鹿児島は長谷川選手,野村選手,折口選手などの活躍で善戦したものの惜敗し,優勝決定は最終戦となった福岡A・Bの直接対決に持ち越されました。
過去二度とも福岡Aの前に苦杯をなめている福岡Bは先鋒から気合の入った試合を展開。四人目まで2対2のまったくの互角,続く二人が引き分け,勝負は大将戦にもつれこみました。福岡Aは大蔵中学の藤本選手。2年生で九州個人チャンピオンに輝く強豪。対する井口選手も強豪田隈中学のエース。お互いプライドの戦いとなりましたが,体格に勝る藤本選手が見事一本勝ちを果たし,チームの三連覇を引き寄せました。福岡Bにとっては,今一歩まで追い詰めながらの惜敗でした。

試合終了後は,いつものように当社香椎競技場で全員揃っての夕食をとりながら,懇親を深めてもらいました。翌日には同じ福岡市民体育館の1階特別席で全日本選抜体重別を観戦してもらいました。日本代表をかけた試合を真剣に食い入るように見つめる彼らの目が印象的でした。
 参加いただいた各県の柔道関係者の方々からは,身に余る感謝の言葉を頂戴するなど,少しずつですが,この大会も皆さんの中で歴史を築きつつあるようです。次の北京には,まだ気が早いかもしれませんが,北京の次あたりには我らのこの中学生大会から五輪チャンピオンが生まれていることを想像しながら体育館を後にした私でした。
 渡邊裕二 
 開催日 平成16年4月3日(土)
 場 所 福岡市民体育館
 参加チーム 9チーム
 結 果 優 勝      福岡県A
準優勝      福岡県B
第3位      鹿児島県
最優秀選手   藤本耕司選手  (大蔵中学)
 内 容
予選@ 福岡県A 4−2 熊本県
熊本県 2−A 長崎県
福岡県A 3−1 長崎県
予選A 宮崎県 0−4 鹿児島県
鹿児島県 5−1 沖縄県
宮崎県 5−1 沖縄県
予選B 佐賀県 1−1 大分県
大分県 1−4 福岡県B
佐賀県 1−4 福岡県B
決勝リーグ 福岡県A 3−1 鹿児島県
鹿児島県 2−4 福岡県B
福岡県A 3−2 福岡県B
優 勝 準優勝 第3位
福岡県A 福岡県B 鹿児島県

-55kg 湊(向洋中)
-60kg 坪井(花畑中)
-66kg 平尾(田原中)
-73kg 坂巻(則松中)
-81kg 下條(沖学園中)
-90kg 柴崎(前原西中)
無差別 藤本(大蔵中) 


-55kg 原田(大刀洗中)
-60kg 川上(大刀洗中)
-66kg 前野(田隈中)
-73kg 田中(田隈中)
-81kg 近藤(大刀洗中)
-90kg 清水(田隈中)
無差別 井口(田隈中)


-55kg 長谷川(財部中)
-60kg 愛甲(財部中)
-66kg 野村(財部中)
-73kg 折口(現和中)
-81kg 遠矢(川内中央中)
-90kg 末永(川内中央中)
無差別 雨田(野間中)