予選第@プールは、昨年のチャンピオンである福岡Aと過去優勝経験のある熊本、鹿児島。
混戦を制したのはチャンピオンチーム福岡A。第Aプールは、大刀洗中を中心とした強豪チーム福岡Bが大分、沖縄との勝負を制し決勝進出。第Bプールは、長崎、宮崎、佐賀が、それぞれ1勝1負で並ぶ接戦。勝者数の多い宮崎が決勝リーグに駒を進めた。
決勝リーグ。
まず、第一試合、福岡A対福岡B。先鋒、福岡Aの山本絵玲奈選手が長身を生かし終始リードで指導3を奪い1勝。次鋒の川野義文選手が内股で技あり2つを奪い福岡Aの2勝目。五将、中堅、三将と引分けが続き、後のなくなった福岡Bは150sの山田琢也選手の登場。取りに行かなければチームの負けが決まってしまう山田選手は、果敢に前に出ると、福岡Aの山田稔喜選手へ指導1。ここで山田稔喜選手の反撃足技の連続攻撃、最後はタイミング良く大内刈が決まって一本。大将は引分けに終わり、3−0で福岡Aの勝利。
第二試合、福岡B対宮崎。先鋒、福岡Bの平戸杏奈選手が横四方固で一本勝。次鋒は引分け。五将は、福岡Bの伊藤優希選手が開始35秒、大外刈で技ありを奪うと1分59秒にも大外刈で合わせ技一本。中堅、五将と引分けが続き、副将の山田琢也選手、大きな体を生かし前出る。指導3から払い腰で技ありを奪い合わせ技一本。大将は宮崎の青木雅道選手が袖釣り込みで一本を奪うも3−1で福岡Bの勝利。
第三試合、福岡A対宮崎。先鋒、福岡Aの山本絵玲奈選手は、有効2つ、指導3、さらに技ありで、総合勝。次鋒の川野義文選手は開始13秒、払い腰で有効を奪うとリードを守りきり福岡Aの2勝目。五将は福岡Aの馬場彩子選手が大内刈で一本。中堅の道原葉月選手もこれに続き大内刈で一本。三将の井筒淳人選手も背負い投げで、有効を奪い優勢勝ち。副将の山田琢也選手は2分27秒裏投げで一本。大将は宮崎の青木雅道選手が背負い投げで有効を奪い優勢勝ちとするも6−1で福岡Aが優勝を決めた。
第10回の開催となった今大会は男女混合の団体戦という他にはあまりない形での開催となりましたが、皆様のおかげで、大きな怪我もなく大盛況のうちに終えることが出来たと思います。先の東日本大震災の影響を危惧され開催を危ぶむ声もありましたが、柔道を通して日本を元気にしたいとの思いから開催することを決めました。これからも、九州の柔道の発展と、柔道を通した青少年の健全育成のために少しでもお役に立てたらと思っております。
今大会に関しましてご意見等ございましたら掲示板コーナーへ書込みいただけましたら、次回大会の参考にさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
最後になりましたが、各県柔道連盟及び中体連柔道専門委員長をはじめ関係者各位の絶大なるご支援、ご高配を賜り、心からお礼申し上げます。 |