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〜第7回中学生大会を開催〜 ■福岡県チームが優勝(3年ぶり)

 4月5日(土)、昨年から場所を国際センターに移し、「全日本体重別選手権大会」の初日日程終了後に、同会場にて「第7回九州選抜中学生大会」を開催しました。
今年度は「全日本体重別選手権大会」が、オリンピック最終選考大会であり、大会専用の畳を使用するなど、大幅にショーアップされた会場で、中学生たちがその熱そのままに、激戦を繰り広げました。
今大会は、福岡県、熊本県、長崎県、鹿児島県など、各県拮抗したチーム力を有しておるとの下馬評どおり、予選、本選と熱戦が繰り広げられました。

日    時 平成20年4月5日(土) 16時〜19時
場    所 福岡国際センター
参    加 9チーム
結    果
優  勝 福岡県B(2年ぶり2度目)
  準優勝 熊本県
  第3位 福岡県A
最優秀選手 中園 史寛(福岡県B:白光中学)
内    容  
予選@ 佐賀県 3−2 沖縄県
  沖縄県 1−5 熊本県
  佐賀県 1−6 熊本県
佐賀県 3−2 沖縄県
仁田 引き分け 照屋
古村 引き分け 上原
横四方固 稲嶺 ○
米原 優勢 平良 ○
○  鶴 大外刈 志喜屋
○ 荒木 優勢 儀保
○ 鼻崎 袈裟固 神谷
沖縄県 1−5 熊本県
照屋 引き分け 福江
○ 上原 優勢 吉里
稲嶺 大内刈 森 ○
平良 大外刈 荒嶽 ○
志喜屋 合せ技 塚本 ○
儀保 大外刈 飯田 ○
神谷 大外刈 那須 ○
佐賀県 1−6 熊本県
○ 仁田 袈裟固 福江
古村 内股 吉里 ○
優勢 森   ○
米原 袖釣込腰 荒嶽 ○
内股 塚本 ○
荒木 優勢 飯田 ○
鼻崎 内股 那須 ○
予選A 福岡県B 4−2 鹿児島県
  鹿児島県 1−2 長崎県
  福岡県B 4−0 長崎県
福岡県B 4−2 鹿児島県
田中 優勢 前田 ○
○ 阿部 優勢 山平
○ 中園 優勢 竪山
○ 綾部 優勢 溝口
服部 優勢 渡邉 ○
○ 石内 優勢 保池
梅崎 引き分け 上林山
鹿児島県 1−2 長崎県
前田 引き分け 芳野
山平 引き分け 福本
竪山 優勢 永瀬 ○
溝口 引き分け 松尾
渡邉 引き分け 貝賀
保池 優勢 眞弓 ○
○上林山 合せ技 蒲池
福岡県B 4−0 長崎県
田中 引き分け 芳野
○ 阿部 優勢 福本
○ 中園 優勢 永瀬
○ 綾部 優勢 松尾
服部 引き分け 貝賀
石内 引き分け 眞弓
○ 梅崎 合せ技 蒲池
予選B 宮崎県 1−2 大分県
  大分県 1−2 福岡県A
  宮崎県 1−3 福岡県A
宮崎県 1−2 大分県
宮田 引き分け 永松
柏田 大外刈 油布 ○
深瀬 引き分け 永松
弓家 内股 後藤 ○
岩城 引き分け 渡辺
西川 引き分け 石松
○  辻 払腰 中小路
大分県 1−2 福岡県A
永松 引き分け 石田
油布 優勢 望月 ○
永松 引き分け 松原
後藤 引き分け 山尾
○ 渡辺 袖釣込腰 古曾尾
石松 引き分け 佐菅
中小路 袈裟固 平山 ○
宮崎県 1−3 福岡県A
宮田 引き分け 石田
柏田 優勢 望月 ○
深瀬 優勢 松原 ○
弓家 上四方固 山尾 ○
岩城 引き分け 古曾尾
○ 西川 内股 佐菅
引き分け 平山
決勝リーグ 熊本県 0−1 福岡県B
  福岡県B 3−0 福岡県A
  熊本県 3−2 福岡県A
熊本県 0−1 福岡県B
福江 引き分け 田中
吉里 引き分け 阿部
払腰 中園 ○
荒嶽 引き分け 綾部
塚本 引き分け 服部
飯田 引き分け 石内
那須 引き分け 梅崎
福岡県B 3−0 福岡県A
田中 引き分け 石田
阿部 引き分け 望月
中園 引き分け 松原
○ 綾部 優勢 山尾
○ 服部 大外刈 古曾尾
○ 石内 合せ技 佐菅
梅崎 引き分け 平山
熊本県 3−2 福岡県A
福江 背負投 石田 ○
吉里 背負投 望月 ○
引き分け 松原
○ 荒嶽 優勢 山尾
○ 塚本 上四方固 古曾尾
○ 飯田 裏投 佐菅
那須 引き分け 平山
優 勝   準優勝  第三位 
福岡県B   熊本県  福岡県A 
-55kg 田中(田主丸中)
-60kg 阿部(大刀洗中)
-66kg 中園(白光中)
-73kg 綾部(白光中)
-81kg 服部(大刀洗中)
-90kg 石内(大刀洗中)
無差別 梅崎(大牟田中)
-55kg 福江(湯前中)
-60kg 吉里(菊鹿中)
-66kg 森 (楠中)
-73kg 荒獄(水上中)
-81kg 塚本(水上中)
-90kg 飯田(合志中)
無差別 那須(水上中)
-55kg 
石田(企救中)
-60kg 
望月(壱岐丘中)
-66kg 
松原(企救中)
-73kg 
山尾(企救中)
-81kg 
古曾尾(吉富中)
-90kg 
佐菅(千代中)
無差別 平山(企救中)
開会式 熱戦 福岡県B
【予選第1プール】
初戦、昨年優勝チームの佐賀県は沖縄県に中堅戦までに2敗するも、残り3人が勝利し逆転勝ち。続く沖縄県対熊本県は、沖縄県次鋒上原が優勢勝ちするも、熊本県は残り全員が豪快な一本勝ちにより1対5。最終戦の佐賀県と熊本県は佐賀県先鋒の仁田が袈裟固による一本を先取するも、熊本県は4人が豪快な投げ技による一本勝ちを含む6勝を上げ1対6。結果、熊本県が一歩抜きん出た力を見せて決勝リーグへ。

【予選第2プール】
予選リーグの中で、最激戦リーグの呼び声が高かった第2プールでは、初戦福岡県Bと一昨年優勝チームである鹿児島県が対決。鹿児島県先鋒前田が袖釣込腰で有効を奪い先取。しかし、福岡県Bは先鋒、五将、中堅と優勢勝ちを収め優位に立つ。三将は鹿児島県が取り返し、逆転ムードが高まるも福岡県B副将石内が大外で技ありを奪い4対2で福岡県Bの勝利。続く鹿児島県対長崎県は、長崎県の次鋒永瀬、副将真弓が優勢勝ちを収め、鹿児島県大将上林山が合せ技による一本勝ちで一矢報いるも1対2。最終戦は福岡県Bと長崎県が1勝同士で対決。接戦が予想されたが、福岡県Bが優勢勝ちを積み重ね4対0。結果、最激戦リーグを福岡県Bが勝ち上がった。

【予選第3プール】
初戦は宮崎県対大分県。大分県次鋒油布の大外刈、中堅後藤の内股と豪快な一本勝で2点リード。宮崎県大将辻が意地の大腰による一本勝ちを収めるも1対2で大分県の勝利。
続く大分県対福岡県Aは福岡県A次鋒望月が払腰による有効ポイントでリード。しかし三将で大分県渡辺が豪快な袖釣込腰による一本勝ちで逆転。勝負は大将戦へ持ち込まれた。そこで福岡県A平山がプレッシャーを跳ねのけ袈裟固による一本勝ちで福岡県Aが1対2の接戦を制した。最終戦の宮崎県対福岡県Aは福岡県A次鋒望月、五将松原中堅山尾が勝利し、三将戦で引き分けとなり勝負を決めた。宮崎県副将西川が内股による一本勝ちで魅せるも時すでに遅く1対3で福岡県A。結果、福岡県Aが決勝リーグへ駒を進めた。

【決勝リーグ】
予選からみると、攻撃力の熊本県、激戦を制して勢いに乗る福岡県B、少ない失点で勝ち上がった福岡県Aと、どのチームが優勝してもおかしくない見ごたえのある決勝リーグとなりました。
そして、いきなり初戦で白熱。熊本県対福岡県Bは先鋒、次鋒が引き分け、向かえた五将戦。両者思い切りのいい技を掛け合う中、福岡県Bの中園がしかけた払腰が見事決まり一本勝ち。その後、後半で十分逆転勝ちを狙う力がある熊本県が巻き返しを計るも、福岡県Bは守りきり、0対1。緊張感のある試合をチームワークで福岡県Bが勝利した。続く福岡県B対福岡県Aの戦いは、先鋒、次鋒、五将と引分け、僅差予想されたが、勢いのある福岡県Bは、中堅綾部、三将服部、副将石内が勝ち、3対0で福岡県Bが最終戦を待たず優勝を決めた。最終戦の熊本県対福岡県Aは福岡県A先鋒石田、次鋒望月がそれぞれ切れのある背負投げで一本をとり有意に立つも、そこは、大会最強の攻撃力を有する熊本県チーム。中堅荒嶽が有効ポイント、三将塚本が上四方固による一本勝ちで追い上げると、続く副将飯田が豪快に裏投げを決め逆転。大将戦はどちらも意地のぶつかり合いとなったものの引分け3対2で熊本県が勝利した。

  優勝は予選からの激闘を、個人それぞれがしっかり仕事をこなし、勝ちを重ね、4戦全勝で福岡県B。準優勝は一本勝11回、見事な攻撃力を誇った3勝の熊本県。第三位を2勝の福岡県Aとなりました。
最優秀選手は、対熊本県勝利の立役者となった、福岡県Bの五将中園史寛選手が選ばれました。
中学生たちは、「全日本体重別選手権大会」を両日観戦しました。オリンピックをかけて一流選手たちが血のにじむような努力を重ね望んだ試合を肌で感じたことでしょう。いつの日か、また同じ場所で戦えるよう目指せ、未来のオリンピック選手。