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七戸 龍選手が引退!!

先日、三重県四日市市にて開催されました第73回全日本実業柔道団体対抗大会を持ちまして、当社柔道部の七戸龍選手が引退することとなりました。

七戸龍選手については、小学2年生から地元沖縄県で柔道を始め、那覇西高校2,3年時に高校総体100㎏級にて第3位、福岡大学へ進学後は階級を1階級上げ、平成
22年度全日本学生体重別選手権大会100㎏超級において見事に優勝しました。

平成23年、入社直後の全日本柔道選手権大会においては、準々決勝で現全日本柔道男子監督でもある鈴木桂治先生と接戦を繰り広げる試合を見せてくれました。この試合では、九電柔道部初の全日本選手権大会ベスト8に入賞しました。

以降は、全日本強化選手にも選出され、国内大会はもちろんのこと、数多くの国際大会にも出場し、輝かしい成績を残しております。中でも平成26年ロシア(チェリャビンスク)にて開催された世界柔道選手権大会100㎏超級決勝戦では、当時、100㎏超級でオリンピック金メダリスト、世界選手権五連覇中、4年間無敗の絶対王者リネール選手を相手に敗れはしたものの、七戸龍選手の大内刈でリネール選手の身体を大きく崩しました試合は、今でも語り継がれています。日本の重量級を牽引してきた七戸龍選手は、オリンピック出場を目の前にし、ライバル原沢選手と何度も死闘を繰り広げるも、惜しくも出場を逃してしまいました。近年では、肘や膝の古傷が悪化し、理想とする動き等が出来ていない状態でした。

しかしながら、最後の団体戦では、コンディションを調整の上、先鋒で出場しました。試合は、見事に勝利し、チームに流れを作ってきてくれました。結果は、残念ながら初戦敗退となってしまいましたが、後輩達はしっかりと七戸龍選手の雄姿を目に焼き付けたと思います。

今後は、後進の指導はもちろんのこと、社業につきましても、チームのリーダーとして頑張っていくとのことです。
七戸龍選手、22年間の現役生活、本当にお疲れさまでした。